第 62 戦目(リングス7戦目)
田村潔司vs山本宜久
1996年12月21日
福岡国際センター
メガバトルトーナメント1996準決勝
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第 62 戦目(リングス7戦目)
対戦カード
田村潔司vs山本宜久
開催日
1996年12月21日
会場
福岡国際センター
大会名
メガバトルトーナメント1996 準決勝
当時の年齢
27歳
対戦相手
山本宜久
勝敗
○田村
決まり技
田村⇒飛びつき逆十字固め
試合時間
9 分 49 秒
この試合をレポートしてくれた方がいました
【腕ひしぎ逆ブログ】さん
有難うございます。
http://murasakilg.blog64.fc2.com/blog-entry-1162.html#more
【腕ひしぎ逆ブログ】
田村潔司が小太刀(参照:お守りか? グッズか?)を携え、
残してきた幾多の名勝負には、
様々な形の緊張感が同居していました。
その中でも屈指の“果し合い”と呼べるのが、
リングスにおいての同門対決、山本宜久戦でしょう。
1996年12.21 福岡国際センター
リングス・メガバトルトーナメント96準決勝
山本宜久vs田村潔司…振り返りましょう。
既にリングスジャパン所属でありながら、
この“他流試合感”がたまらないです。
クリーンに握手を交わして試合開始となりますが、
ゴングと同時に前田流喧嘩術で、
どんどん前に出るヤマヨシと、
押されっ放しという訳にもいきません、
左腕を取ってのUインター“伝家の宝刀”狙い。
田村は寸ででかわしますが、
田村も再び膝を返すが、
ヤマヨシの上になりますが、
立てばガンガン出て来るヤマヨシに、
今度は田村も掌底で応じます。
これはKOK以降も田村が得意とした角度のパンチですね。
今度は田村の右フック、これも良い角度とタイミングでヒットし、
さらにコーナーに詰めて田村の連打、
逆に田村がヒールホールドに取り、
スタンドで再開、
すぐに右を返すヤマヨシですが、
モロに顎に食った田村が、
そのまま組み付くと、
下半身の力が抜けた状態の田村は、
簡単にバックを奪われますが、
ガッチリ足をフックして、
立つと今度は堂々のナックルで右アッパー!!
そのままバックに回ったヤマヨシは、
それを嫌った田村はグラウンドへ。
元々、U系はレスリングシューズ履いて、
ヒールホールドを極め合っていた訳ですが、
最初にパンクラスが異を唱えてからUインターも追随してルール改正。
最後までヒールを容認していたのがリングスだったんですよね。
スタンドでの再開、
速度は落ちてもヤマヨシはあくまで無酸素ラッシュ。
ガードの隙間から右ストレートがヒット!! またもナックル!!
さすがに効いてきた田村は、
ヤマヨシはバックマウントから再度スリーパー狙いに行きますが、
田村も何とか顎を引いて抵抗。
ブレイクすると、さすがに田村はレフェリーにアピールしますが、
もはや田村、四面楚歌か!?
頭を下げて再び無酸素ラッシュに出て来るヤマヨシに、
ヤマヨシの右肘は弓の様に逆方向へ反り、
当時の田村は木口道場へ出稽古に行っていた(参照:田村潔司の源)とは言え、
これ以上ないくらいの芸術的フィニッシュです!!
まさに潜ってきた修羅場の違いが表れた結末でしたが、
試合後の田村は反省しきりだった様です。
KAMINOGE vol.20 より
田村
「山本、あいつはタチ悪い! (略)完全にグーで殴ってるからね。それで、目に指入れるわ、鼻に入れるわ、反則し放題だから。あとでレフェリーの島田(裕二)さんにも文句言ったんだよ、『あきらかにグーで殴ってんだから、警告とかイエローとか出してくれ』って。やられてる本人は掌底なのかパンチなのかわからないからさ。山本は故意で殴ってたと思うけど、俺は掌底効かされたと思ってたからね。だから、勝つには勝ったけど、試合後、『こんな試合じゃダメだ』って凄く落ち込んだのよ」ヤマヨシが放ってたナックル、
ほぼ田村の顎付近を捉えていましたからね。
田村は「こんなに掌底食ってちゃダメだ」と落ち込んでいた訳です。
そして入場時に着用し、自陣コーナーに掛けたまま試合をしたUインターのジャージ。
これはUインター代表としてリングス代表のヤマヨシと対戦するという、
田村が自分に課したテーマがあってのものでした。
田村
「あれがもしリングスvsUインターの対抗戦だったら、俺はヒーローだよ! 胴上げされてたよ! でも、ひとりだったから誰も祝ってくれなかったけど(笑)」「(Uインタージャージ着用は)まあ、外様だから、開き直ってやってたよね」
そして田村は退場前に、
【腕ひしぎ逆ブログ】
ありがとう。
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コメント
田村潔司様
こちらこそ、引用して下さいましてありがとうございます。
1989年10月25日に初めてあなたの試合を観て以来、ずっとファンです。
これからもファンです。
by 紫レガ 2018年1月11日 22:07
山本戦は何度かありましたが、やはりこの初対決が一番印象深いですね!
by sio 2019年5月28日 23:03